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会津若松市の「街なかテナントミックス」オープニングイベント [まちづくり・地域づくり]

会津若松市で「街なかテナントミックス事業」のオープニングイベントを兼ねて「会津てづくり市&あぐりカフェ」がこの3月28日に催された。

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会津若松市の中心市街地、神明通商店街の中ほどに位置する「中合(なかごう)」という老舗デパートがこの2月に撤退。

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この中心市街地の大ピンチに、中合の優良専門店を市は神明通り、大町、などの商店街の空き店舗へ誘導。また、これに併せて、既存店舗のファサード整備事業も実施し、できるだけ夜もシャッターを閉めず、店舗の明かりをつけてもらう様にお願いしている、ということだ。私も今年度は会津とのご縁ができ、この事業も少しばかりお手伝いさせていただいたのでこの目でその状況を確かめに行った。
前夜の21時ごろ到着し、神明通りのアーケード下を歩いてみた。が、実際には店舗照明が漏れるショップは3店舗ほど。開店前夜だからなのか、午後9時半という時間が遅すぎるのか。

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しかし、まぁまずはこのようなことをすこしずつ膨らませていくんだと思いつつ宿泊先の東山温泉にタクシーで向かう。

タクシーの運転手さんの知り合いも中合で鮮魚・青果店をやっておられたが、明日から大町四ツ角へ出店するらしい。翌朝の福島新報にはまさにそのお店「湯田商店」が取り上げられ、商店街活性化への動きが記されていた。
午前10時頃、再び神明通り、野口英世青春通りなどへ出て見ると街は大変な人出で賑わっている。その湯田商店さんもレジは行列。

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また、まちのあちこちに露店として、さまざまなグループが「てづくり市」を出していて、みなそれらを覗きながら歩いている。


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もっとも良く眺めてみると、それぞれの出展者やイベントスタッフなども馬鹿にならない人数が街に繰り出している。とにかくこれだけあれこれ繰り広げられ、みんなが楽しそうに歩いていると、やはり私も楽しい気分で歩き回れる。

「街なかテナントミックス」で商店街に出てこられたお店を見た目ですべて特定することは難しいが、それでも結構な数の店舗がファサード整備事業やそれに併せた改装を行い、店先の新しい装いがまちに活気を与えていることも事実だろう。

お会いできれば、と思っていたご連絡をいただいていた市役所のAさんに「あぐり豚ミンチかつ」露店前で偶然遭遇。いろいろとご案内いただいた。

神明通りでは概観したところ店先が美しい装いになったのは服飾関係が多く、お客のおばさんたちで賑わっていた。また地元工芸品を扱うショップやカフェなどもできているようである。

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実際助成金を受けてファサード整備をした店舗は17店と伺ったが、改装あるいは中合からの誘導出店はトータルで30数店あるそうだ。まわりがよくなると頑張ってみようと思うもんなんだろう。一方、高齢で後継者もいないので何ともできないという状況のお店もあるらしい。

野口英世青春通りも大町周辺に新しいファサードを備えた店が軒を連ね、昼過ぎまでは一部がほこ天になってジャズ演奏などが行われ、大賑わいだった。


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あぐりカフェは地元の食のイベント。いちごタルトなどスイーツやちょっと凝ったお菓子などがテントを連ね、お年寄りもお茶を飲みながらアカペラを愉しんでいた。

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商店街が楽しいとこんなに人が出てくる。商店街の方々が楽しみを生み出す努力を持続していただけることを切に願いたい。
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